至急の電話相談
ある日の午後、当社に一本の電話が入りました。 「至急、自宅を調べてほしいんです。気持ち悪いんです…」 電話の主は、札幌市内のマンションに住む30代の女性S子さん。 すすきのでホステスとして働いており、不動産関係の仕事をしている40代の常連客からしつこく言い寄られているとのことでした。
最初はお店の客として丁寧に対応していたものの、断っても連絡が止まらず、最近ではLINEや電話が深夜まで続くようになったそうです。 さらに「昨日の夜、ベランダで洗濯物を干してたでしょ?」など、自宅での行動を知っているような発言が増え、不安が限界に達してのご相談でした。
調査の実施
依頼を受け、当日中に現地へ急行。S子さんのマンションは築10年ほどの2LDK。 室内は整頓されており、普段から清潔に暮らしている印象でした。
調査はリビング・寝室・玄関周辺を中心に電波スキャンを行い、家具裏・天井・コンセント周辺を丁寧に点検。 開始から約20分後、テレビ付近のコンセントで異常な電波反応を検知しました。
コンセントカバーを慎重に取り外すと、内部にワニ口クリップタイプの盗聴器が取り付けられていました。 電源から常に供給を受けるタイプで、電波を常時発信し続ける仕様です。
S子さんは発見された盗聴器を目にし、しばらく言葉を失った後、 「まさか本当に盗聴器がついているとは思いませんでした…」と震える声で話していました。
盗聴器の特徴と設置時期
発見された盗聴器は、現在では販売が終了している古い型で、内部の部品劣化から数年前に設置された可能性が高いことが判明しました。 S子さんが入居するより前から設置されていたと考えられ、以前の入居者や関係者が狙われていた可能性も否定できません。
ただし、今回の件のように「相手が自宅の様子を知っている」「家の中の話題を出す」などのケースでは、 古い盗聴器が再利用されていたり、長期間放置されていた機器が偶然作動しているケースもあります。
依頼者の対応と今後の対策
調査後、盗聴器は依頼者立会いのもと撤去。 ただし、犯人の特定が難しいこと、また不動産会社や管理人を巻き込みたくないとのご意向から、警察への届け出は見送りました。
S子さんには玄関ドアの鍵交換と、万が一に備えて防犯カメラの設置をおすすめしました。 後日、1ヶ月後の無料再調査を実施した際には新たな異常はなく、安心して生活を送られているとのことです。
ストーカー・顧客トラブルによる盗聴の現実
職業や立場に関係なく、身近な人物が加害者になる盗聴トラブルは増加しています。 特に接客業や対人関係が中心の職業では、顧客や取引先による過剰な接触・監視行為が問題になることがあります。
札幌盗聴ガードサービスでは、こうしたストーカー・顧客トラブルに起因する盗聴調査を多数対応しております。 相談は無料・秘密厳守で行っておりますので、誰にも言えない不安がある場合でも安心してご相談ください。
札幌盗聴ガードサービスの調査料金:
アパート・マンション:27,500円(税込)
一戸建て:33,000円(税込)
※追加料金なし・秘密厳守・即日対応いたします。
まとめ
今回のケースでは、依頼者が感じた不安が現実となり、実際に盗聴器が発見されました。 犯人の特定は難しいものの、早期の対応によって精神的な負担を大幅に軽減できました。
「自分の部屋で話した内容を知られている」「誰かに見られている気がする」 そんな小さな違和感があるときは、すぐに専門業者に相談することが安全への第一歩です。
※本記事は、依頼者様の許可を得て内容を一部再構成・掲載しています。