「部屋に盗聴器が仕掛けられているかもしれない」。そう不安に思ったとき、手元のスマートフォンで「盗聴器 発見 アプリ」と検索して、無料のアプリをダウンロードする方が急増しています。しかし、結論から申し上げます。スマートフォン単体のアプリで、アナログ電波式の盗聴器を発見することは物理的に不可能です。今回は、無料アプリの罠と、プロが使う専用機材との決定的な違いについて詳しく解説します。

なぜスマホアプリでは”本物の盗聴器”を見つけられないのか?

市場に出回っている盗聴器の約8〜9割は、VHF帯(約140MHz周辺)およびUHF帯(約400MHz周辺)と呼ばれる特定のアナログ周波数帯を使用して音声を飛ばしています。コンセントや三又タップに偽装されているもののほとんどがこのタイプです。

一方、私たちが普段使っているスマートフォンは、内蔵されているアンテナ(チップ)が受け取れる電波の種類が限られています。スマホが受信できるのは以下の電波のみです。

  • 携帯キャリアの通信電波(4G・5G / 約700MHz〜数GHz)
  • Wi-Fi(2.4GHz / 5GHz)
  • Bluetooth(2.4GHz)
  • GPS衛星やNFC(おサイフケータイ)など

お気づきでしょうか。スマホの内部には、そもそも盗聴器が発する「VHF帯・UHF帯の電波(テレビやFMラジオに近い帯域)」を受信するパーツが存在しないのです。アンテナというハードウェアが存在しない以上、どれだけ優れたソフトウェア(アプリ)を作ろうとも、電波を検知することは絶対に不可能です。これが「アプリで盗聴器は見つけられない」という決定的な理由です。

では、あの無料「発見アプリ」は何に反応しているのか?

App StoreやGoogle Playで「盗聴器発見」と謳い、メーターが激しく動いてピーピーと音を鳴らすアプリが多数存在します。これらが実際に検知しているのは、スマホ本体が内蔵している磁気センサーの反応か、あるいは家のWi-Fiルーターといったまったく無関係な身近な電磁波です。

少し強い磁石を近づけたり、電子レンジの近くに行ったりするだけでメーターが振り切れ「危険度MAX!!」などと表示されるため、いたずらに不安を煽る結果となります。エンターテイメント用途の「ジョークアプリ」として割り切るなら良いですが、本当に深刻な盗聴被害に悩まされている方が、これを使って「反応がなかったから安心だ」と信じ込んでしまうことは非常に危険です。

プロ用専用機材による「確実な特定」

私たち札幌盗聴ガードサービスを含むプロの調査業者は、専用の調査機材を用いて電波を隅々までスキャンします。怪しい電波を見つけた後、プロのアナログ受信機(ハンディレシーバー)を用いて、その電波に「同調」させます。すると、盗聴器が拾っている「私たちが機材を操作している音」や「調査員の咳払い」などが、時間差でスピーカーから聞こえてきます。このハウリング(ピーッというフィードバック音)を起こすことで、「この電波は間違いなくこの部屋の音声を飛ばしている」という動かぬ証拠を特定するのです。

このレベルの調査は、市販の数千円の発見器や無料アプリのメーターでは絶対に到達できない領域です。

機材とアプリに関するQ&A

Q. ネット通販で3,000円くらいで売っている「盗聴器発見器」はどうですか?

A. あまりお勧めできません。市販の安価な探知機は、良くも悪くも「感度が良すぎる(フィルター性能が低い)」ため、Wi-Fiルーターやテレビ、トラックの無線などあらゆる生活電波に反応してしまい、ピーピー鳴り続けます。素人の方が「どれが本物の盗聴器の電波か」を見分けるのは困難です。

Q. Wi-FiやBluetoothを使った盗撮カメラならアプリで見つけられますか?

A. 一部の「LAN内ネットワークスキャンアプリ(IPアドレスを調べるツール)」を使えば、家のWi-Fiに自分以外の機器が繋がっていないかを確認することは可能です。ただし、犯人が直接カメラのSDカードに録画している場合や、独自の無線通信を使っている隠しカメラの場合、ネットワーク上には現れないため発見できません。最終的にはプロの「光学式レンズ探知機」による目視調査が必須となります。

おもちゃのメーターで一喜一憂するのは終わりにしませんか。
高精度のプロ用機材が「白黒」をはっきりと証明します。

本当に不安な時こそ、専門業者への依頼が最短の解決策です。

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